11月のindex
01日福井県副知事曰く「不登校児は不良品」
02日民家に強盗、村議を逮捕
06日無許可のED治療薬に非認可成分が
10日愛人関係断り病院解雇
11日「泥棒御殿」の男に実刑
12日病院長が消毒用エタノールで飲酒診察
15日警備のプロ、児童に3種の授業
17日わいせつで衆院係長逮捕
18日対日釈明や遺憾表明報道、中国内では封印
19日理化学研究所、サイエンスに新蛋白を発表
22日独居男性、自殺リスク8.6倍
26日職業安定所の職員、求職女性にセクハラ
27日帝王切開し赤ちゃん誘拐
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11月01日
福井県副知事曰く
「不登校児は不良品」


 福井県の山本雅俊副知事が、福井市で開かれた東海北陸ブロックPTA研究大会のあいさつで「(東海北陸)6県の生徒数は120万人で、(不登校児の)1万4000人は不良品です」などと発言していた。山本副知事はあいさつの後再び登壇し「不適切な発言で申し訳ない」と謝罪した。

 驚愕である。といってもこの発言自体ではない。

 こういう場で挨拶するならば、前日にはその内容を考えているはずだ。そして、もちろん見直しているはずなのだ。そのときに発言内容のまずさに気づかなかったことこそが驚愕なのである。

 大体、いくら心の中で不適切なことを考えている、あるいは行っている人でも、そのことを自覚していない人はまずいないと思う。だからこそ、悪いことはこっそり行うし、明らかに不適切な発言は公の場では言わないのだ。

 「政界には不適切な発言する人もいるではないか。」

 そう言う人もいるかもしれない。しかしやはりそれは微妙な程度の不適切発言なのであって、首相に

 「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」

ぐらいの不適切発言はあっても、明らかな不適切発言、例えば

 「僕の趣味は万引きです」

とか

 「ホントは政治に興味ないんだよネ」

みたいな発言は、精神が正常ならばしないはずなのだ。

 しかるに副知事の発言は明らかに常軌を逸している。うかつな、とか軽薄な、程度の話ではない。しかも恐らく副知事は正常なはずだ。いったいなぜこんなことを言ったのだろうか。

 実は一つだけ、精神が正常でも不適切発言を行う場合がある。

 つまり、学校で先生のことを「お母さん」と呼んでしまったり、彼女の名前を呼ぶとき、浮気相手の名前を呼んでしまったり、かわいい子を見て無条件に「いくらですか?」と話しかけてしまったりする場合である。

 この場合、発言者はその発言が不適切だと知っているが、いつも言っているため「つい」言ってしまうわけだ。今回の副知事の発言もこれが当てはまるのではないか。

 つまり、PTAの非公式の集まりとか飲み会、あるいは知事との会話などにおいて、「不登校児は不良品」発言が横行していた、あるいは認められていた。だからつい発言してしまった、というのは考えられないだろうか。

 そう考えると今回の副知事の事件も、自分には関係ない「単に馬鹿な人」の話ではなく、普通な人にも起こりうる危険な事例を副知事が身をもって教えてくれたと言えなくもない。

 さすがはPTA、教育熱心な話である。


11月02日
民家に強盗、村議を逮捕


 2日午後5時すぎ、鳥取県日吉津村の無職女性(70歳)方に赤い覆面をした男が押し入り、いきなり棒状のもので女性を殴り刃物で顔などを切りつけ「金を出せ」などと脅し、現金数万円を奪い徒歩で闘争した。

 米子署は現場の約1キロ北の空き地で着衣や体格が似ており、血の付いたジャンパーを持った男を発見、同日夜、強盗殺人未遂容疑で逮捕した。男は近くの同村議(72歳)で、容疑については黙秘していると言う。

 日本は今老人大国だと言われる。そして労働力の低下、年金問題、福祉の問題など、その欠点ばかりが取りざたさえている。

 しかしそれも当然で、老人はどうしたって若者よりエネルギーがないわけだから、その比率が上がれば国自体のエネルギーが低下するわけだ。

 と、思われていたが、これは大きな間違いだったのかもしれない。

 空き巣、万引きならまだわかるが、しかし…強盗である。なんというエネルギーであろうか。

 隠れてこそこそする万引きなんかよりも、はるかに精神的なエネルギーがいるし、道具をそろえる行動力、綿密な計画力が必要とされるのに、これを72歳の老人が行ったのだ。

 しかも覆面が赤というところなど、かなり侮れない。年をとるととかく茶系など地味な色に走りがちなものだが、彼は大胆にも赤を採用している。これは彼の持つ情熱や社会に対する怒りを表していると考えられ、老人の自己表現の場が求められる昨今において、見事な自己表現と言わねばなるまい。

 またその武器もナイフという実際に威力のある武器と、棍棒という見た目に威圧感を与える武器を併用するところなど、なかなかの戦略家であることをうかがわせる。これこそが老人しか持ち得ない「経験」の持つ効果なのではないだろうか。

 おまけに逃亡が徒歩とは恐れ入る。これが若者ならば必死に走るか、あるいはバイクなどの交通手段に頼るという、まことに情けない方法を採用するであろう。それに引き換えこの徒歩という余裕さえ漂う逃亡のやり方は、若者には到底出せない、まさに熟年の味わい深さである。

 この、工夫と自己表現の溢れる犯罪に比べて、最近の若者の犯す犯罪は効率至上主義かつ無機質で、なんの面白みもない。奴達は大人のそういう効率至上主義を必死で批判するくせに、結局は自分達も同じ色に染まっているのである。

 この事件を機に、皆さんも老人の持つ可能性に目を向けなおして欲しい。

 そして皆が老人を見習えばこの世の中はもっとよくなると思う。少なくとも犯罪検挙率は上がるはず。  


11月06日
無許可のED治療薬に非認可成分が


 勃起不全治療薬の後発医薬品だとしてインターネットで個人輸入販売されていた無許可の医薬品「レビトラジェネリック」から、国内で承認されていない成分が検出されたと5日、厚生省が発表した。ほてり、血圧低下などの副作用の恐れがあるとして、個人輸入をやめて服用も中止するよう呼びかけている。

 もともと勃起不全治療薬は正式な治療薬なのだから、病院に行けばよいのになぜインターネットで手に入れようとするのか。バイアグラなんかは心臓に負担がかかるのだからなおさらきちんとした診療を受けなければならないのだ。

 病院に行かない理由はいくつかあるのだろうが、一番はやはり恥ずかしさなのだろう。

 驚くことに、「性欲がない」=「男らしくない」→「恥ずかしい」といった図式が完全に出来上がっている男性が多々いるのだ。

 いや、男だけではない。女性にしても、いざそのときになっても勃たない男を前に

「ストイックで素敵!」

などと言う人は非常に稀で、やはり大半の女性は冷ややかな目で見るものだ。明らかにそういう目はしなくとも、いや、たとえ表向きでは

「今日は調子が悪いんだよ、気にしないほうがいいよ。」

なんて言った女でも、心の中では


「ゲ、最悪〜〜」


 とか


「この甲斐性なし!」


 とか


「へなチン野郎!!」


などと心の中で言っているにちがいないのだ。女性も男性と同じ様な男性観を持っていることに変わりはない。

 皆がこんな「男は女を悦ばせてなんぼ」みたいなベタベタな男性観を持っているのはなぜなのか。

 それは実際に男性が性欲にまみれているからなのである。今じゃバイアグラなしには勃起しない人も、中学生くらいの頃はもう相手が女性ってだけで勃起していたのである。そしてそれ以降も、多少の性欲の衰えはあっても、基本的に一年中セックスのことを考えるし、きれいなあるいはかわいい女性を見たときは原則的に「やりたい」と考える。

 そして女性もそれは知っている。そんな男性の目に晒されていて気づかないわけもない。常に男性の性欲まみれのウザい視線、意図を感じているから、それをもとに男性のイメージは作られる。それゆえ男性あるいは女性が、男性を肯定的に見る場合性欲もそれに含まねばならないから、こんなベタな価値観が出来てしまうのだと私は考える。

 要するに男性は、自分のせいで薬を使ってまで奉仕する羽目になったというわけだ。

 あーあ。というわけで男性諸君は頑張ろうね☆


11月10日
愛人関係断り病院解雇


 市内の民間病院に採用された後、理事長から愛人関係を迫られ、それを拒んだために解雇されたとして、三十代の女性が9日までに、理事長を病院を運営する医療法人を相手に約610万円の損害賠償を求める訴えを地裁に起こした。

 訴えによると、女性は今年3月に同病院に採用されたが、理事長から
「お金には一切不自由させないから、近くに引っ越して私と付き合いなさい」
「付き合えんやったら長く勤めることは出来んよ。」
などと愛人関係を迫られた。

 女性が断ると、理事長から
「愛人になれないというなら、今日、明日にでも止めてくれ」
と6月に解雇された上、離職票に「配置転換に対する同意が得られなかったため。」と記載された。

 取材に対し理事長は「天地天明に誓って事実無根だ」と反論しているという。

 典型的なセクハラ事件だと思われる。ただ、しかし…理事長の行為があまりにも不可解ではないか。

 ベタベタ過ぎる。今時こんなわかりやすい迫り方をする人がいるだろうか。

 私も男である、セクハラする気持ちは、共感できないまでも理解はすることは出来る。下手をすれば共感も出来る。いや、すでに共感している可能性さえある。人生をかけて働きに働き今の地位を築き、ようやくお金も出来たし、今まで犠牲にしてきた女性との人間関係を取り戻したい、その気持ちはよくわかるのだ。

 だがその手段に問題がある。こんな一般人に手を出さずに、風俗で働いている若い子なんかに声をかけていれば、お金がほしくてしょうがない彼女達のことだ、二つ返事で付いてくるのではないだろうか。こっちのほうがよっぽど若くてきれいな子がゲットできると思う。

 なぜ、訴えられるという危険を犯してまで一般人、しかも既に分別のつく三十台の女に声をかけてしまったのだろうか。おまけにこんな訴えられやすい言葉で。理事長にまで上り詰めた人間である、そう馬鹿ではないと思うのだが。

 いったいなぜこんな馬鹿なことをしてしまったのか。

 一つ思いつくのは…人は人に恋したとき愚かになるということだ。これは誰しも経験するところではないか。つまり、理事長は彼女に惚れてしまったのではないだろうか。そう考えるとこの事件は単なるセクハラ事件とは違った一面を見せてくる。



 彼(理事長)は彼女に恋をした。


 それは激務の中で忘れ去っていた、高校時代以来の甘い感情であった。


 しかし、彼は途方にくれてしまった。どうやってアプローチすればいいのか、全くわからないのだ。


 だがそれは、彼の人生からすれば当然の結果でもあった。


 彼は今までがむしゃらに働いてきた。そう、医療の現場で人を助けたい一心で。医療のくだらない権力争いに終わりをもたらすために。

 彼は入社以来ずっと、誰よりも早く出社し、誰よりも遅く帰宅してきた。同僚が飲みに行くときも一人残業し、休日も返上、有給休暇など使ったことがない。ただただ上を目指し、働きに働き、その結果理事長にまで上り詰めた。

 医療の世界は、仕事自体はクリーンでも裏はどろどろした権力争いの場である。彼はもともと善良であったがゆえに、その世界には向いていなかった。そんな彼がのし上がるには他者との関わりを避け、ただ一人努力するしかなかったのだ。


 そんな彼が女性との関係を作り上げるのを苦手としていたとして、いったい誰が彼を責められるというのか


 そんな彼が、今までの人生で一つだけ痛感した教訓が、


 「お金は大事」


 このことからも、彼がいかに冷たい世界を生きて来たかが解る。そんな彼だからこそ、人一倍ひとの温もりを欲したのだといえる。


 彼はその教訓をもとに、彼女に言った。


 「お金には一切不自由させないから、近くに引っ越して私と付き合いなさい」


 彼はまた、この職場はきつく、到底女性に長く続けられるような仕事ではないから、もし自分と付き合ってくれるなら、彼女を優遇し、長く続けられるように計らおうと思っていた。だからこう言った。


 「付き合えんやったら長く勤めることは出来んよ。」


 実は女性も、彼を一目見たときからその人柄を見抜き、少なからぬ好意を抱いていた。いや、それは単に好意というよりは確かに愛の芽吹きであった。

 そう、なんと彼らはこの時点でほぼ相思相愛であったのだ。この広い世界で、まさに奇跡的な出会いであった。

 だが…彼の生きてきた世界と彼女の世界はあまりにも違いすぎた。女性は自分がお金で買われるような印象を受けてしまったのだ。


 「そんな、一体私を何だと思っているの!?」


 男は人生で初めて真に愛した女性に対面したとき、拒否されることに耐えられない自分の精神に初めて気付いた。


 そう、すでに彼は彼女を愛しすぎていた。


 そして言った。愛ゆえに。


 「愛人になれないというなら、今日、明日にでも止めてくれ」(俺が耐えられないから)




 …愛し合うはずの二人がなぜこうなってしまったのだろう。


 世界は時としてひどく残酷だ。


 純粋であるがゆえにすれ違う二人。


 愛ゆえに憎しみ合ってしまった二人。



 そして永遠に離れてしまった二人の愛。



 この裁判は、そう、まさに失われた愛の墓標なのであった。


<了>



 単なるセクハラ事件でも、きちんと検証することでこのような隠れていた一面が見えてくるのだ。

   …見えてきませんか。

 そうですね、私にも見えませんね。どうやっても見えません。見えた人、至急ご連絡下さい。いい病院を御紹介します。

(この文章は全て(事件以外は)フィクションです)  


11月11日
「泥棒御殿」の男に実刑


 二十年以上にわたり全国で盗みを繰り返し、盗んだ金で茨城県に家を建てたとして、窃盗犯防止法違反罪などに問われた山口慎弥被告(42)の判決公判が9日午後、千葉地裁で開かれ、懲役5年6ヶ月が言い渡された。

 裁判官は「盗んだ金で生活し、年金をもらえない老後のために預貯金するなど職業的な犯行」と指摘したが、自宅を売って被害弁償に充てる意思を表明するなどの反省の意思を認めた。

 山口被告は小学生のころいじめに遭い、人と接することが苦手で仕事も続かず、成人後の22年間、盗みだけで生計を立てていたという。

 月三万円しか使わない、と日頃から倹約し、ためた5000万円で地上三階、地下一階建ての自宅を建設。一人暮らしで盗んだオーディを名度で音楽を楽しむなどしていた。


 この事件は、つかまった犯人が警察に

「職業は?」

 と聞かれて

「泥棒です。」

と答えたことから一時期話題になっていた。この人はめずらしい正真正銘の職業泥棒だったというわけだ。

 全く許せない話である。

 なぜどいつもこいつも、片手間に泥棒をするのか。そんな、本業の傍らで気軽な気持ちでやっても技術が身に付くわけもない。だからすぐに捕まるのだ。被告を見習うがいい。

 そういう気軽な気持ちで副業に手を出す奴はいつも、何か努力せずに儲かるうまい話はないかと考えているのだ。

 被告を見るがいい。彼は知っている、そんなうまい話はないのだと。お金が欲しければ勤勉と倹約なのだ。そして彼は22年間もそれを実行してきたのだ。

 全く、最近の若者は「倹約する力」にも「継続する力」にも乏しいと思う。

 例えば、お昼の番組で「こうすれば1年で100万円貯まる!」などとやっているのを見て倹約を始めても、一週間も続けずにやめてしまう。そのくせ

「あーあ、今月も余裕ないわ。」

とはどういうことだ。お前が悪いのだ、お前が。そんなに余裕がないのなら、暇な時間を生かしてパートでもすればいいのだ。仕事が見つからないと世間では言うが、探そうと思えば、泥棒、強盗、空き巣、置き引きなど、稼ぎ口はいくらでもあるではないか。なぜやらない?

 捕まるのが怖い?

 笑わせてはいけない。もともとこの世に危険の伴わない職業などありはしないのだ。プロレスラーや力士に比べるとはるかに安全ではないか。

 大体食料を倹約するだけで君達の好きなダイエットが出来るではないか。それなのに最近の女の子は

「あたし今日からダイエット始めるから!」

 などと宣言してもよくて三日、悪くすればその日に終わってしまうではないか。ダイエットの意味を知っているのかどうか疑問である。ダイエットの意味は

『食事を制限して体重をコントロールすること』

であって、決して

『一時的に食料を絶つことによりその後の食欲と体重を増進させること』

ではないのだ。

 全く、情けない。少しは彼を見習って22年間ぐらい絶食ダイエットしてみるがいい。発展途上国の食料不足は軽減され、おまけに狭い日本が少しは広くなり、その上人口爆発を軽減させることが出来るではないか。おまけに燃やせば燃料不足も解決され、一石四鳥という離れ業である。

 このように、現代人には我慢が足りない。倹約生活22年の彼にはむしろ賞状を送るべきだと思うがどうだろう。


11月12日
病院長が消毒用エタノールで飲酒診察


 愛知県の内科・小児科医院の院長が、消毒用エタノール(エチルアルコール)を飲み、飲酒状態で診察していたことが十二日、分かった。院長は「職務上のストレスから飲酒するようになった。反省している」と弁明しているという。

 院長は五十歳代で、診察の合間に度々、備品のエタノールを水で薄めて飲み、朝から顔を赤くして診察、注射や薬の分量を間違えて処方箋(せん)を書いたこともあった。

 病院の看護師らが院長の飲酒を何回も目撃、関係機関に内部告発して表沙汰(ざた)に。院長は県に始末書を提出した。県と県医師会は「習慣性がなく医療事故にはなっていない」との理由で、厳重注意処分にとどめている。

 全く、にわかには信じられない事件である。命を扱う仕事に就くものが、飲酒状態で仕事をするなんて。しかも小児科である。生物学的に見ても弱い子供を診察するのだから、より集中した状態で臨むべきなのに。

 これでは「職務中に飲食するなど、なんて不真面目な。」「なんて常識のない人間なんだ。」「そんな状態で診察される子供がかわいそう」などの声が上がるのもしょうがないところではある。「厳重処分ではぬるい、免許を剥奪すべきだ」という意見も少なくはないであろう。

 私も彼を弁護する気はない。ただ…一つだけ言わして欲しいのだが彼は不真面目ではない。

 不真面目な人間代表として言わしてもらうが、不真面目な人間にはそんなにストレスがたまらない。適度に手を抜くことが習慣になっているからである。手を抜けない 要領の悪い 真面目な人間にこそストレスはたまるのだ。

 そしてもう一つ、彼は常識のない人間でもない。

 本当に常識がなければくそ不味いエタノールなど飲まずに、ウィスキーでも持ってきてグラス片手に診察するであろう。彼に飲酒はいけない、という常識があるからこそ、こそこそ飲んでいるのだ。まさに常識人の鏡である。

 そしてエタノールを飲んだことからも解るように、彼は酒の味を楽しみたかったのではなく、酔ってストレスから逃れたかったのだ。このことも彼の真面目さを裏付ける。

 さらに子供を診るのに、というが、ストレスが溜まるのはまさに相手が子供だからだ。『相手にしていてストレス溜まるランキングin地球』において、子供は第一位の「機嫌の悪い女性」に続いて堂々の第二位である(民明書房館リサーチ)。この世で二番目にストレスの溜まる存在を相手に何年も仕事を続けているのだから、これでストレスのたまらない人間はいない(一位の女性、当の子供は別)。

 その上、小児科では付き添いにその母親が来ることが多いが、彼女達は我が子の調子が良くないことから、しばしば不機嫌そのものである。そう、つまりランキング一位と二位を同時に相手にしなければならないという異常事態発生である。これはまさに「悪魔の宴」状態であり、こんな状態を長年経験してきて今まで発狂していない彼は尊敬に値する。

 このことから、彼の精神の強さは正常以上、いや、強靭とさえ言えるかもしれない。

 以上より、本事件から想像できる院長の人柄は

 「物凄く真面目かつ常識のある人間で精神力もあり、そして女性や子供ではない」

というところか。そんな完全無欠な彼が、その真面目さゆえに犯した生涯で唯一(かどうかは知らないが)の犯罪。

 あなたは責められますか?




11月15日
警備のプロ、児童に3種の授業


 子供たちに不審電話の撃退法や通学路の危険の避け方を教えようと、警備会社「綜合警備保障(ALSOK)」(東京都港区)が小学校に社員講師を無償派遣する「あんしん教室」を始めた。県内の小学校を皮切りに、警備のプロによる実践的な授業を全国で展開する考えだ。

 授業の内容は (1)留守番時の注意点を教える「おうちを守ろう」 (2)登下校時の安全策を学ぶ「安心して登下校」 (3)架空の街の中で危険が潜むポイントを見つけ、対策を考える「安全な街って何だろう」

――の3種類。学校側に選んでもらう。通常の授業時間と同じ45分で、プログラムの作成には警視庁の助言を得た。

 「お家を守ろう」では自宅の情報(住所や今一人でいる、など)を言ってしまわないこと、「安心して登下校」では知らない人について行かないことなどが教えられた。

 なかなか有効な授業だと思う。なぜなら犯罪者のターゲットはやはり弱者に向かうし、弱者の代表が老人や子供であることは明白だからだ。

 その弱者を他者が守るだけでなく、弱者自身で身を守れるようになれば怖いものなしといえなくもない。

 ただ一つ文句があるとすれば、ここで言われる

「知らない人についていかない」

「家の情報を漏らさない」

くらいの情報なら子供はすでに知っているのではないか、ということだ。

 またその効果もかなり疑わしい。

 なぜならオレオレ詐欺で騙されるような人間も、上記のことはすでに知っていたはずなのだ。いや、被害者は大半が大人なのだから、それ以上のことを知っていたはずだ。それでも騙されてしまう世知辛い世の中で、「知らない人についていかない」「家の情報を漏らさない」を知ったくらいで身を守れるだろうか。

 私は子供を狙った犯罪だけは許せない。なぜなら、被害にあった子供は大人と違い、大きなダメージを受けるからだ。時には精神を病んだり、あるいはその性格を歪めてしまったりする。私はこれがつらいのだ。

 そこで私も子供が自らの身を守れるよう、警備会社の教育方法に一工夫加えてみた。

(1)留守番時の注意点を教える「おうちを守ろう」

 ここで警備会社は

「自分が一人だということや、住所を教えない。」

という風に指導した。だがここで私が不満に思うのは、住所を教えないということは子供にも実行できると思うが、自分が一人であるということを隠すのは、子供にとってかなり難しいということだ。子供にとって嘘をつくのはかなりハードルが高い。

 そこで私の考える方法は、

「電話に出ない。」

これである。絶対にでない。これならば情報がもれるわけもない。大体重要な電話であればもう一度かけてくるであろう。これでとりあえず住所や個人情報が知れる危険はなくなった。

 ただ、この方法にも一つだけ弱点がある。それはかかってきた電話が、空き巣がその家に人がいないかどうかを確認するためにした電話であった場合である。

 もし空き巣がその家に人がいないと判断して入ってきた場合、子供は大きな危険にさらされることになる。

 仮にテレビをつけっ放しにしていたとしても、電話に出なければ、テレビはカモフラージュであり、本当はいないんだと判断されてしまうであろう。

 また子供が物音を立てて誰かがいることをアピールしていたとしても、そのことと電話に誰も出ないという事実を照らし合わせば『実は子供しかいない』という結論はすぐに引き出されてしまう。

 どうすればよいのか。

 実はこの難問も、紙切れ一枚で解決することが出来る。玄関に以下のように書いた紙を一枚貼るだけでいいのだ。

<緊急告知>当方は大宇宙万民監査局であり、また同時に私は大日如来の化身である。堕落した愚鈍な日本国民どもよ、今すぐアメリカの犬であることを止めて悔い改めよ。改めなければ大日如来が裁きの業火でお前らの身を焼き尽くすであろう。真実は我々だけが知っている。今までの愚行を懺悔し、真実の世界に開眼したければこの扉を叩くが良い。
―δ次元世界救済機構― (警察の方お断り)』


 これだけで、泥棒はおろか、新聞勧誘、宗教の勧誘、NHKの集金が防げるし、その上、非常にめんどくさい御近所付き合いや友人関係まで防ぐ効果が効果があるのである。まさに完全防御といえよう。

 次に

  (2)登下校時の安全策を学ぶ「安心して登下校」

にいってみよう。今時の子供は誰でも、

「知らない人についていかない」

ぐらいのことは知っている。それでも子供が連れ去られる事件は後を絶たないではないか。これがなぜかというと、子供には十分な判断力がないからだ。たとえば

「お嬢ちゃん、おっちゃんといいトコ行かない?げへへ」

ぐらいの程度の低い罠はかわせても

「君のお母さんが病院に運ばれたんだ。早く一緒に病院に行こう。」

系の罠になるともはや駄目なのだ。今時の犯罪者は一見して不審な格好などしていないから、子供にはわからないのだ。

 そこで私は温故知新、過去に日本でも行われていた、有用な方法を紹介したい。それは


「子供の体中にお経を書く(耳にも忘れずに)」


これである。これは昔の日本でしばしば見られた方法であるが、あなたが犯罪者であったとして、体一面にお経を書いた子をさらおうとするであろうか。いや、しないであろう。ほとんどの犯罪者はお経を見、躊躇する。なぜならお経のありがたみに目が覚まされ、自らの行いを反省してしまうからだ。

 この方法はこのように犯罪を防ぐだけでなく、犯人を構成させる効果まであるのだ。その意味で非常に画期的な方法であり、強く推奨されるものである。

 以上、子供が犯罪に巻き込まれるのを防ぐための様々な方法を紹介した。重要なのはこれらの方法を全て、行うことである。複合的に行うことでその効果は何倍にもなるのだ。

 想像して欲しい。

 意味不明の張り紙がしてある家から体中にお経を書いた子供が出てくる光景を。

 …

 …まぁ…犯罪には遭わないだろ




11月17日
わいせつで衆院係長逮捕


 衆院事務局の男性係長(29)が首相官邸近くの路上で女性の体を触ったとして警視庁に九月、都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕される事件があり、衆院事務局は16日、係長を3ヶ月の減給処分にした。

 事務局によると、係長は9月16日午後7時ごろ、鑑定近くの歩道を歩いていた30代の女性の後ろからスカートの中に手を入れて体を触ったという。

 女性が悲鳴を上げ、係長は逃走したが、警戒中の機動隊員が200m先で取り押さえ逮捕した。

 調べに対し、係長は「同僚の女性と勘違いした。驚かすつもりだった。」と供述。被害者女性とは示談が成立している。

 また痴漢の事件である。どうして最近は痴漢をするような情けない男がこうも多いのだろう。

 しかも言い訳がおかしい。「同僚だから」とはどういうことなのか。この事務局では同僚の女性の生尻を触ることが許可されているとでもいうのか。

 だとすれば大問題である。私は衆院事務局に断固抗議したいと思う。なんの恨みがあって私を呼んでくれないんだ。そんな職場なら一日20時間、無償で働いてもつらくないのに。なぜだ、なぜなんだ!

 だが問題はそれだけではない。世間ではこれだけ痴漢が騒がれているというのに、なぜ痴女はいない?

 世の中の女性は声高に男女平等を訴えているくせに、どうして痴女をしないのだ。そんなことではいつまでたっても男女平等など達成できやしない。女性だって後輩の男性社員の股間を握り締めて、

「ふふふ、君新婚らしいじゃない。毎晩朝まで頑張ってるんでしょ?仕事のほうもご自慢の息子に負けないよう、しっかり頑張ってよね!」

と囁くぐらいのやる気を見せて欲しい。そのやる気があれば、職場で女性が男性を追い越すことなど造作もないはずだ。

 女性の皆さん、男性なんかに負けないよう頑張ってください!(そしてもっと痴女を流行らしましょう!)




11月18日
対日釈明や遺憾表明報道
 中国内では封印


 中国の原潜による日本の領海侵犯事件で、中国共産党機関紙「人民日報」など十七日付の中国紙は、武大偉・中国外務次官の対日釈明や遺憾表明をまったく伝えなかった。

 中国外務省も、公式ウェブサイトで公表している定例記者会見の内容から、事件に触れた十六日の質疑応答部分を除外するなど、中国政府が事件とその外交処理を国内向けには封印する構えであることが明らかになった。

 中国側では、主要紙のほか、放送、インターネットの情報系サイトも十七日午後現在、関連の情報について沈黙している。

足並みをそろえた対応から、共産党宣伝部による報道差し止め指令があったことは確実だ。事件を国内向けに公表した場合、中国政府の対応を「弱腰」と批判する反日世論が噴出することを懸念した可能性がある。(産経新聞)

 中国もまあ大したものだ。先進諸国の仲間入りを果たそうとしている国とは思えない露骨な言論統制。こういうニュースを見ていると、自由に発言できるありがたみをひしひしと感じるものだ。

 しかし日本はまあ世界の中でも、最も自由に発言していい国なのではないだろうか。アメリカではイラク侵攻の際、平和を歌う曲は放送されなくなっていたというし。それのどこが自由の国なんだろ?

 まあとにかく情報操作は世界中で日常的に行われ、いまだに自由な言論が許される国などめったにない。これは悲しむべきことだと思う。

 大体、情報操作は自分が悪いことをし、またその事を自覚しているからこそ行うのであって、本当に自らの行為が正当なものであるならば、正しい情報を広く開示することになんの不都合もないはずなのだ。

 だからこそ、私は声を大にして言いたい。





 「合コンで嘘のアドレスを教えるのは止めてくれ!」





と。




11月19日
理化学研究所、
サイエンスに新蛋白を発表


『当てる光の波長によって緑色の傾向が何度でも出たり消えたりするタンパク質を理化学研究所の宮脇敦史チームリーダーがつくり、19日付のサイエンスに発表した。発光と消光を人為的に制御できるタンパク質は世界でも初めてである。』

 いやー、さすがは科学王国日本だなあ、世界に名高い科学誌に掲載されるなんて!、と感激しながらのん気にこの記事を見ていた私は、次の瞬間、恐怖のどん底に突き落とされた。

 なぜなら記事にはこう続いていたからだ。


『そしてこのタンパク質を、理化学研究所はドロンパと命名した。』


 …!?


 ド、ドロンパ!?


 驚愕のネーミングセンスである。何で最新の蛋白にこんな名前をつけてしまうのか。これではちっとも最新感が湧かないではないか。っていうかこれ、一昔前のオバケの名前じゃん!しかし記事はこう続く。

『このタンパク質は紫色の光を当てるとパッと緑色の蛍光を出し、黄色の光を当てると蛍光はドロンと消えた。』

 もうびっくりである。

 この21世紀の現代でいまだに、消えるときに『ドロン』などということが許されているのだろうか!?いや、許されていない!

 その働きからネーミングまで、全てが驚愕の新蛋白であるが、一つ心配なことがある。


 不二子富士夫の許可は得ているのかな?


11月22日
独居男性、自殺リスク8.6倍


 一人暮らしをする男性は家族などと暮らす男性に比べて自殺する可能性が8.6倍も高いという結果が、産業医大の藤野善久医師らのコホート研究によって明らかになった。

 藤野医師らは1986年から89年まで福岡県内の13259人を対象に自殺のリスクを計算し、その結果、独居男性は同居者のいる男性に比べて8.6倍、独身男性は既婚者に比べて3.1倍自殺するリスクが高かった。

 が、女性では同居者がいるかどうか、既婚か独身かによるリスクに違いはなかった。

 このような研究は珍しく、来年の2月にアメリカの専門誌に紹介される予定。



 私は以前から、そう、ほぼ生まれた時から、女性の強靭さ、男性の繊細さに気付いていたが、今日明確な形で証明されたことに喜びを覚える。

 だが私の見る限りでは、世間では未だに、なぜか女性がか弱く、男性が大雑把で鈍いということになっているのだ。

 なぜ強靭無比な女性が繊細で、ガラスのように脆い男性が大雑把だと考えられているか。理由の一つに、男性が女性の細かい心の動きに気付かない、ということが挙げられる。


 女性は彼氏の話し方一つから浮気を見破るほど、観察眼に優れている。どんな悪いことをしても、その身振りだけで看破してしまうのだ。仮に騙されていたとしても、完全に、ではなく、薄々気付きながらも騙されてあげる、的な場合が多い。

 それに比べて男性は、自分の彼女の様子が少々、いや、少々どころか明らかに違う場合でも気付かない。趣味が変わってきても気付かないし、髪形が変わっても気付かない。場合によっては彼女が別人とすり替わっていても気付かないであろう。

 そしてこの男性の勘の利かなさ、女性の鋭さをもって、男性の鈍さと女性の繊細さを主張する者が世間には多い。  しかし、こんなことは男性の鈍さ、女性の繊細さを証明するものでは全くないのだ。なぜなら、女性の鋭さは繊細さから生まれたものではなく、むしろ逆に精神的な鈍さから生まれたものだからである。


 皆さん覚えがあると思うが、幼稚園から高校生まで、女性は例外なく学校内で徒党を組む。グループを組んで楽しく学生生活を送るのか、などと思ったら大間違いで、女性はグループ間で、あるいはグループ内でひたすら、一日も休むことなく争うのである。

 そしてその戦い方は狡猾そのもの(利根川レベル)である。男の様に、声を上げて罵り、殴りあうなど可愛いものだ。

 女性は声は上げないし手も上げない。声を上げたりすればそれが攻撃対象になるかもしれないからだ。だから、例えばAさんが誰かを攻撃したいときは、こう言う。



A「○○ちゃんってちょっと…ねえ(笑」

B「あー、わかるわかる。そうそう、ちょっとあれだよねー(笑」

C「うーん、確かにちょっと痛いって言うかね(笑」

D「そうそう。な〜んか、そこまで男に媚びるか?みたいな(笑」

E「そうそう、あれどうかと思うよねー(笑」



このようにAは、自らは全く何も言わずに自分の言い分を相手に伝えてしまった。彼女達は巧妙に

「私の言うことは初めから皆の共通意見なんですよ」

的な流れを作り出し、決して自分の意見として提出しないのだ。(笑 が多いからといって油断してはいけない。女性の笑顔は女性の精神など全く反映していないのだから。

 そして、女性のこのような戦いの中で重要なのは、空気を読む鋭さである。周りを見回し、決して直接たずねることもなく、今から言いたいことが共通認識として受け入れられるかどうかを見極めなければならない。

 その見極めを誤ると、先ほどと同じ事を言ったとしても、次のように自分(A)の方が陰でたたかれることになる。



B「あいつ(A)さー、最近荒れてない?(笑」

C「荒れてる、荒れてる!やっぱ彼氏出来なくてあせってんじゃねーの?(笑」

D「それしょうがないよね〜、あいつかわいげないもん(笑」

E「そうそう、ってかあいつ、むしろ媚び方習った方が良くね?(笑」

一同「だよね〜!!(笑」



…以上のような魑魅魍魎(自らもその一人なのだが)の跋扈する激しい戦いの中を女性は生きているわけで、その戦いを通して女性は勘を磨き、人の顔色を窺う術を身に付けるのだ。これでは鋭くて当然、女性にとって男性の内面を読み取るなど、呼吸をするよりた易い事なのである。


 こんなストレスの溜まる人生を平気で送る女性が、繊細なものか!男性ならば一日で発狂してしまうに違いないのだ。

 こうして考えてみると、日常を多大なストレスの中で過ごす女性がストレスに強いのは当然の結果であることがわかる。一人暮らしごときでストレスを受けるように女性は出来ていないのだ。

 えーと、話がまとまらなくなって来た。要するに私が言いたいのは、


 1、男性は繊細だからこそ鈍い。

 2、繊細であることは責められる事柄ではない

 3、よって鈍いという事は責められる事柄ではない。


 4、よって私には責められる理由がない。

 

 …なんで私が言い訳しなければいけないのか、誰か教えてください。



11月26日
職業安定所の職員、求職女性にセクハラ


京都労働局の管内にある公共職業安定所で'02年、窓口担当の職員が求職者の女性と一緒に会社訪問した帰りに、

 「一緒にホテルに行こう」
 「二人きりになろう」

と誘った。

 同局が女性側からの抗議を受けて調べたところ、職員は声をかけたことを認め、

 「ホテルに求職活動に行こう、という趣旨だった」

と釈明。同局は不謹慎な発言で公務員にあるまじき行為として、職員を停職12ヶ月の懲戒処分、職安所長ら上司2人を厳重注意とした。


   一体、世の中どうしてしまったのか。どこを見てもセクハラ、セクハラである。こんな世界に暮らしていると人間不信になってしまうのも、無理からぬところであろう、が、そのせいで、このような真面目な職員までが疑われるのはまことに嘆かわしい。

 確かに、最近の世の中はおかしい。しかし、人間が人間らしく生きるために一番必要なものは、他人を信じる力ではないだろうか。

 そもそも、ホテルに行こうと言っただけで性行為目的と考えるのは、いかがなものか。もともとホテルはそこに宿泊して体力の回復を図るための施設なのである。それなのに体力を失う性行為を、わざわざホテルで行うわけがないではないか。いやいや、ほんとに。

 一日中歩いてくたびれた女性を休憩させるため、またあわよくば就職口まで見つけようとした彼の心意気が、君達には何故わからない。なぜ無理やり曲解しようとするのだ。君達は少年時代の素直な心を、いったいどこに置いて来てしまったのか、と、私は言いたい。

 特に女性!

 酔っている時でさえ、異常なほど疑い深いのは何故だ。

 私は休憩をとろうとしてホテルに誘っているのに、何故信じようとしないんだ! 私が家まで送ろうと言っているのは、酔った君が心配だからなのに、なんで拒否する!?


 皆、お願いだから人をもっと信じようよ(涙)!



11月27日
帝王切開し赤ちゃん誘拐


AP通信によると誘拐多発国の南米コロンビアで、妊娠中の母親から帝王切開で赤ちゃんを取り出し、誘拐した容疑で女性が逮捕された。母親も赤ちゃんも命に別状はないという。警察当局が23日明らかにした。

 母親は病院のカフェテリアで二歳の娘と一緒にいたとき、突然意識が朦朧となった。薬物を飲まされたもようで、気がつくと郊外に娘と放置され、帝王切開を施されて子供が取り出されていた。

 容疑者の女性は妊娠していなかったのに赤ちゃんを連れているのを不審に思った近所の人たちの通報で逮捕された。共犯者の有無などは不明。


 いやー、すごい。ここまでするかな。

 共犯者の有無が不明というが、私はいるに決まっていると思う。なぜなら非力な女性一人で、意識のない妊婦を人目につかないように運ぶことなど出来るわけがないからだ。そんなゴリラのような力を持つ女性は、まぁ、めったにいないのではないだろうか (ゴリラのような外見の女性はよく目にするが)。

 裏には犯罪集団がいるんだろう。そんな奴らに子供を取り出されたお母さんは可哀想だが、一番可哀想なのは取り出された赤ちゃん本人である。

 彼はもう少し、腹の中でのんびりしようかなと思っていたのに、無理やり汚い外界に連れ出されたしまったわけだ。ああ、もう二度と戻らない、母体内での幸福な日々。一日中ごろごろしてても誰にも文句を言われず、おまけに煩わしい食事も、ウザったい呼吸さえしなくていい、素晴らしき日々。それらを味わう機会を減らしてしまった罪は重い。

 生まれてしまった彼を待っているのは、今までとは違う、苦しみの多い現実世界なのだ。生まれるやいなや、自分の陰部を他人に見られるという屈辱や、「サルみたいで可愛い」などという、醜い外見に対する嘲笑に耐えなくてはならない。その上、吸いたくもない中年女の乳を吸わされるわ、オムツプレイを強要されるわ、馬鹿げた顔を近づけてくる人々に愛想笑いをしないといけないわで、まさに生き地獄の日々である。

 ああ、人より少し早くそんな目に合わされてしまったために、私のような素直で立派な人間になれないとしたら。彼の身が案じられてならない。

 
 
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